性悪な彼のオモチャ
「お前は今日からオモチャにすることにした。退屈させんなよな」
にやっと怪しい笑みを浮かべて、あたしをじっと見る。
その顔があまりにも綺麗なのにどこか馬鹿にしているような感じがする。
『おっ、オモチャ?あたしはオモチャじゃないですし、そんな約束なしですよ』
オモチャってどうゆうことよ?何…馬鹿にされて遊ばれるの?
遊ばれるなんて、そんなこと嫌だ。これじゃあ、運命の王子様にいつになっても会えないしそれにこんな人にどんなことして遊ばれてしまうのか
嫌な予感がしてならない。
「女に二言はないって言ったし、約束はきちんと守れよな。」
上からあたしを偉そうに見下ろす。