性悪な彼のオモチャ
王様と性悪な王子
あたしはあいつと一緒に仕方なく家に入った。
あいつの家ときたら、見た目どおりものすごく広い上に、ものすごく綺麗。
「お前の部屋は2階だ。もう荷物もしょうがないから運んでおいた。」
『…ありがとう。』
なんで、こんなやつに"ありがとう"なんて言わなきゃいけないのよ?
それもこれも…すべてあの両親が悪いっ
あのゲームに負けたあたしも悪いけど…
「ここお前の部屋。」
『え…うん』
ガチャ―…
ドアを開けた性悪な王子の後ろにあたしはとことこついて中に入る、窓が大きくベランダつき…白を基調にした明るい部屋
あたしがこんな部屋使っていいの?
っとすぐに思い立った。