性悪な彼のオモチャ
そして、あたしはというと彼方君に連れられて何故か有名水族館に連れられていた。
『ここっ?』
「そう…でもここから新しい命令。偽りで彼女になってもらうから」
水族館の受け付けでそう言われた。
…偽りの彼女って何よそれ?意味わからない。
『何で彼女のふりしなきゃいけないの?』
「何も聞かずにさっさと行けよ、それと性悪とか呼んだら怒るからな。名前で呼べよわかったな?」
『えっ…うん』
「そ、じゃあ行こうか?未恋ちゃん」
そう言うと、性悪な王子はあたしの頬にその柔らかい唇でキスをした。
何でいきなりこんな甘い雰囲気になってるのー?
よくわかんないよっこの展開。