性悪な彼のオモチャ



『何で知ってるのよ』



すると、にやついた怪しげな笑みをあたしに向けた。


「そりゃあ、隣の席であんな不細工な顔してれば誰でもわかる。

ま、いつも不細工だからさ」




『むっ。どうせ、不細工で頭も悪いよーだ』




ちなみに、彼方君はあたしが27点だったテストを見事なことに100点という成績




「ちゃんとわかってるんじゃん」




普通こういうこと言う?こんないい感じのシチュエーションで…



有り得ない。



こんな、こんな展開あたしは望んでないー!




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