すきなひと
6
すぐにキッチンへ向かった。
目を覚ましたら食べられるように。
栄養満点のたまご粥を作った。
凌さんの様子を見に寝室をのぞく。
ベットに眠る姿は無防備だ。あの冷たい瞳で見られるよりかはずっといい。
少し熱もあるせいか、額には汗が滲んでいたので濡れタオルで拭こうとしたら、不意に手首を掴まれた。
「起こしました?」
慌てて顔をみると目は閉じられたまま。
寝ぼけてる??
「......陽子...,」
「....っ......」
はっきりと、でも切なくお姉ちゃんを呼ぶ声が聴こえた。
目を覚ましたら食べられるように。
栄養満点のたまご粥を作った。
凌さんの様子を見に寝室をのぞく。
ベットに眠る姿は無防備だ。あの冷たい瞳で見られるよりかはずっといい。
少し熱もあるせいか、額には汗が滲んでいたので濡れタオルで拭こうとしたら、不意に手首を掴まれた。
「起こしました?」
慌てて顔をみると目は閉じられたまま。
寝ぼけてる??
「......陽子...,」
「....っ......」
はっきりと、でも切なくお姉ちゃんを呼ぶ声が聴こえた。