復讐
四章〜飯岡 敦〜
7月3日 午前7:00
いつも早めに、学校に行くことにしている。
「……あつー!早いよ!歩くの!待てよ!!」
…後ろから、俺の友達、宮下 蛍が走ってくる。
「…けい!おせぇーよ!おいてくぞ!!」
後ろも振り向かないで、言い放つ。
案の定、蛍はおいてかれるのが嫌なのか、ものすごい速さで追いついてきた。
「……けい、別に毎朝、俺と登校しようとしなくていいんだぞ?はやく、登校してんのは俺の私情だし」
「なにいってんの!朝1人で登校なんて、寂しいでしょ?いいじゃんー別にー」
毎朝毎朝、よく俺について来れるなと感心する。
まあ、嫌ではないので、放って置いてる。