復讐


不意打ちからの蹴りだったので、当たり前のように、地べたに這いつくばる形になってしまった。


「な〜にぃ、無視してんの??何様のつもりだよ?」


顔はよく見えないが、声的に率先して僕をいじめてきてくるやつらだろう。


「…べべつに、無視してたわけじゃ…」


言い終わる前に、また、足が降ってきた。


「言い訳とかいらないからぁー、あのさー、放課後に屋上に集合ねー、来なかったら殺すから」


そう言うと間も無く、各々が席に戻っていく。

みると、担任がきていた。

「なにやってんだ!速見、はやく席につけ」

言われるがままに席につくと、ホームルームがはじまった。


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