私のちょっとだけ好きな9文字の人
俺は声のする方へと走った。
着いた先は公民館のグラウンドだった。
グラウンドにはバトンを持った5人がいた。
「お前ら、こんな時間にこんなところで何しとるん!?」
みんなが俺に気づいた。
「練習よ。昨日、京介くんに・・・」
「あー!愛しの京介くぅーん!おはよー!」
相生の言葉を遮り香恋が抱き付いてくる。
「ちょ、ちょっと邪魔せんでよ!」
「あら?そんなつもりはなくってよ!」
「香恋ちゃん、嫌いー」
「まあまあ」
住岡が割って説明する。