私のちょっとだけ好きな9文字の人




何とか食べ終わり、
俺は裏庭へ行くことにした。




7月の暑さを和らげるには十分な日陰。




俺は、プールサイドへ続く階段に腰かけて
琴吹を待つことにした。




とうとう琴吹も勝負に出るのだろうか。
最近、ダンスの練習で大島との仲が急速に縮まったとか。
俺みたいに。




俺も、いっそのこと、相談してみようか。
相生とうまくいくように協力してくれって。
同盟を結ぶみたいでなんかかっこいい。




そんなことを考えていると
「お待たせ」という声が聞こえた。




しかし、来たのは琴吹ではなく・・・




「あれ?西・・・田?」




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