私のちょっとだけ好きな9文字の人
「でも、冷静に考えるとまずいよね・・・あー怒られるんやろか」
「ばれんかったら大丈夫やない?」
「いや、絶対ばれて怒られるやろ」
「何とかなるってば。京介くんってほんと心配性よねーま、でもそういうとこが好きなんやけどね」
俺は西田の方を見た。
西田はテニスコートに寝ころんで空を見ていた。
「っていうか、なんでなん?」
「何が?」
「いや、なんで俺が好きなんかなって」
「言った通りです」
西田が俺のことを好き。
なぜ俺なのか・・・
そのほかにも聞きたいことが満載だった。