クマのお母さん
「レイちゃん、今日はあなたに、かわいいプレゼント持ってきたのよ。」
そう言いながらブルーのリボンを解くと、中から薄い茶色のクマのぬいぐるみが出てきた。
「あら、かわいいじゃない!良かったわね、レイちゃん」

しかしレイは喜ぶ素振りを見せない。それどころかレイはおもむろにぬいぐるみを掴むと、地面に叩きつけるように投げたのだった。そしてそのままレイは走ってどこかに行ってしまった。
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