クマのお母さん
マヤは急いでレイを追いかけたが、途中で見失ってしまった。

「いいんですよ看護師さん…」 泣きながらユイが言う。

一方レイは、無我夢中で走っていた。

「廊下を走っちゃダメでしょレイちゃん!」
声をかけたのは、マヤの先輩のリツコだった。レイはその声にも振り向かず、そのまま行ってしまった。
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