彼と、お花と、お仕事と。
なぜか、少し和さんの顔が赤くなったような気がした。
けれど、すぐに真顔に戻り
『でもさ、歳がはなれてるでしょ?
しかも、かっこよくもないしやっぱり咲桜ちゃんにはもっとかっこいい男の人が似合うし…』
『そんなこと聞いてない!!
和さんは、私のこと好きなの?嫌いなの??
わたしは、和さんが来た時から大好き!今も、これからもずっと…
どっちなの?和さん!』
つい、勢いに任せて言ってしまったけれど……
やっぱり、和さんは難しい顔をしていた。
わたしがみたいのは、こんな顔じゃない……
『ごめんなさい、和さん。
もういいです。上がりましょう!』