彼と、お花と、お仕事と。

素敵な花束


あのあと、2日目も普通に過ごして家へと帰ってきた。

わたしは、家でのんびり過ごし、和さんはちゃんと働いている。

いつもいつも、素敵な花束を作ってお客さんに喜ばれている。

そのせいか、テレビ局から何度か出演依頼が来たらしいが、なぜか和さんは、断ったらしい。


私にとっては嬉しいことだけど、なんでだろう、と今の今まで考えていた。

(こういうときは………)



____



チャラン…チャラン…


「はい、いらっしゃぃ……咲桜ちゃん??」


そう、お店に来たー!


「こんにちは!あの、和さん……」


チャラン…チャラン…


「いらっしゃいませ~

ごめんね、あとででいいかな?」


ちぇっ


「うん。」



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