【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
急いで部屋を出て身支度を整える
そういえば髪…どうしよう
私の髪は金色。まぁ、わけありなんだけどね
…一発で目つけられるよね
まぁ、しょうがないか
せめてカラコンはするけどね
そんな事を考えていると時間まで残り2分
急がなくちゃ
小走りで廊下を走ると
上品なデザインのドアが見える
白がベースで金色の模様が入ったドア
お母様はここにいる
はぁ…
何を言われるんだろうか
ため息をついて
コンコン…
ドアをノックした
「………入りなさい」
「失礼します」
中に入ると一人用部屋には
勿体無いくらいの大きな部屋
お母様は一番奥のデスクに座っていた
「座りなさい」