【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
…どういう…こと?


「ほら、これが写真だ」


そう言って差し出された写真を見ると


ドクドクドクドク…


心拍数があがる


そこには幸せそうに笑う二人の男女


女性の方は金髪に近いハニーブラウン色の


長い髪を横に流していて綺麗な人だった


男性は黒髪でふわふわな髪


そしてかなりイケメンだと思う


「紅-くれない-の愛………」



"ママ〜、クレアってどぉいう意味ー?"


"んー?クレアは紅の愛って意味よ"


"くれないのあいー?"


"そうよ。クレアが本当に愛した人と


たっくさん幸せになれるようにってね?"


"そうだぞ?クレアは幸せになってな"


"あ〜パパァ!お帰り〜!!"





「そうだ…私の親は愛華-aika-と恭夜-kyouya-





二人は私が6歳になる誕生日に殺された」




…全て思い出した


それに私は中学の頃それを知っていた


いや、お母様とお父様の会話を聞いて知ったんだ


それで…何かのきっかけでもう一度忘れていたんだ



「あぁ。」


「…ごめんなさい、忘れていて」


「あの二人の事はお前が一番覚えてなくちゃならねえ」


「…ねぇ、島木とはどんな関係だったの?」


「あぁ、お前の親とはな…「ガッシャン!!」


島木の言葉にかぶせるように


扉が吹き飛び光がさした
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