【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
バサッ!
「っはぁ!はぁ!」
『なぁ…思い出せよ』
やめて
『なんで忘れたんだよ?』
もうこれ以上は…
『俺の事キライになった?』
思い出しちゃいけないから
「おい!しっかりしろ
紅愛!」
「はぁ…はぁ…」
ふと視線を戻すと翔の顔がドアップで写った
「翔?」
「…ったく心配させんな」
翔は私の肩を掴んでいた手を離して
力が抜けたように椅子にストンと座った
「うん?………あ、あれ…」
そこで気づいた
私は何故かベッドで寝ていて
そして上半身だけ起こしている
それも汗で服が体について気持ち悪い
「…シャワー浴びてこい
部屋についてるから」
「わ、わかった」
まだ状況が掴めないけど、
とにかく汗で気持ち悪い
まだふらふらする足取りで脱衣所に入る
なんか、すごい暑い………
今日って真夏日だっけ?
ガチャン
…ドサッ
後ろでドアがしまる音を聞いてその場に座り込む
虚ろな目で周りを見るけど視界がぐるぐるしてくるから目を閉じた
「っはぁ!はぁ!」
『なぁ…思い出せよ』
やめて
『なんで忘れたんだよ?』
もうこれ以上は…
『俺の事キライになった?』
思い出しちゃいけないから
「おい!しっかりしろ
紅愛!」
「はぁ…はぁ…」
ふと視線を戻すと翔の顔がドアップで写った
「翔?」
「…ったく心配させんな」
翔は私の肩を掴んでいた手を離して
力が抜けたように椅子にストンと座った
「うん?………あ、あれ…」
そこで気づいた
私は何故かベッドで寝ていて
そして上半身だけ起こしている
それも汗で服が体について気持ち悪い
「…シャワー浴びてこい
部屋についてるから」
「わ、わかった」
まだ状況が掴めないけど、
とにかく汗で気持ち悪い
まだふらふらする足取りで脱衣所に入る
なんか、すごい暑い………
今日って真夏日だっけ?
ガチャン
…ドサッ
後ろでドアがしまる音を聞いてその場に座り込む
虚ろな目で周りを見るけど視界がぐるぐるしてくるから目を閉じた