【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
…トントン


その時ふとドアがノックされる


「着替え。俺のスウェットだけど」


ガチャ


翔…かな?


目を向けると扉が開いた



「…っおい!」


翔の声が聞こえてふわっと翔の香水の匂いが鼻をかすめる


「ちっ…熱いな


おい、シャワーだけでも浴びれないか」


「ん…がんばる」


汗で気持ち悪いから入らないとね


「外にいるからなんかあったら呼べ」


翔はそう言うと部屋から出て行った




…だるい


けどはいらなくちゃね


重い体を引きずりながらシャワーを浴びた








「翔ぉ?」


シャワーを浴びてなんとなくスッキリしたものの


なんだか頭がほわほわする



ガチャ


翔が待つ部屋に行くと


翔は私を見て驚いた顔をした


なんでだろう?なんて考える余裕はもうなくて



だけどなんだか安心した



ちゃんとシャワー入ったしもう、寝ていいよね?









そこで私の意識は途絶えた
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