【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
「透真さん、姫さん!


おはようございま…」


「ん?みなみどーした


あ、透真さん姫


おはようございま…」



「2人ともおはよう」



「みなみ、龍おはよ


なんで固まってんの?」



幹部室を通り下に降りるとみなみと龍に会った


龍の怪我は完治してもう怪我の面影が無いほど元気だ


…てか二人は固まっている


「あ、いや、お出かけですか?


楽しんでくださいね!


では!」



みなみは早口でまくし立てると龍を引っ張って奥へ行ってしまった



首をかしげる私にまたまた笑ってる透真


うーん。なんなんだろう?


「…はぁ、ごめんね、行こうか」


その言葉で再び歩き出す


「透真笑いすぎ」


「紅愛ちゃんが鈍感なのが悪いよ」


「…透真の確信犯」



そんなことを話していると輝の駐車場に来た



「…あれ、今日は車?」


透真が鍵を外したのは車だった


それもオシャレな外車


「紅愛ちゃんスカートだし日焼けするからね」


…うん、さすが紳士


「ありがとう」


「いーえ」


そうして私達は車に乗り込んだ


ちなみに駐車場って言っても輝なだけあって全く暑くない。


…だから車の冷房もいれとく必要がないってことね


おそるべし透真
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