【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
「それじゃあ行くよ」


2人車に乗り込んでエンジンをかける


「はーい。安全運転でねー。」


なんて、言わなくても透真なら安全運転してくれるんだけど


「もちろん」



〜♪〜♪


音楽をかけたら車が走り出す









「…ねぇ、そういえばどこ行くの?」


出発してから10分。


…そういえば聞き忘れていた


出かけるとは聞いたけど何処に行くのかは聞いていなかった


「ショッピングモールだよ」


「へぇ…なにか欲しいものでもあるの?」


「………着いてからのお楽しみ」


「そこまで言ったら言ってよ」


透真をじろーっと見つめると


「…………ニコッ」




一瞬前から目を逸らして


悩殺スマイルをお見舞いされたら



もう何も言えないじゃん?



「……………前見て運転しなよ。」


「ははっごめんね」




そして私達は県内で一番の大きさを誇る


ショッピングモールを目的に車を走らせた
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