【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~


それに掴まれた所は腕だった筈なのに


なぜか私の手を包むように手を重ねていた


「…なに?」


「はぁ…」


桐島は私をまっすぐ見据えてため息をついた


そしてその言葉は


私の思考を停止させるには十分だった

























「俺は清羚の人間だ


このピアスは、ラリマーの石だ」
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