【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
「…………………」
長い長い沈黙が部屋の中を包む
冬詩は驚いた顔をして
私の様子をうかがっているよう
奏矢も私を見ている
何がなんだかわからない
「…それがどうかしたの?」
「「…は?」」
…なにをそんなに驚いているの?
「だからそれが何?」
「おい、紅愛お前まさか………」
「私が何?」
冬詩まで…何なの?
それに炎薇と私、なにか関係がある
みたいな言い方してたし。
「あ、いや、なんでもねぇよ」
なに?すっごいもやもやする…
私と炎薇なんの関係があるの…?
その時