【完】MOON STONE ~美しき姫の秘密~
ズキッ!!!!
「うっ……あ…………」
頭が…割れるように痛い
頭を抱えて座り込んだ
「「紅愛!?」」
二人の心配する声もはるか遠くに聞こえる
なに…これ
莫大な記憶が頭に直接入れられているような
変な感覚にとにかく頭が痛くなった
「やめ……っ………うっ……」
もうだめだ…
意識が途切れる寸前
謎の頭痛がおさまった
「はぁ…はぁ…はぁ…」
深く息を吸い込んで
呼吸を整える
「おい、大丈夫か?」
奏矢はゆっくり背中をさすってくれている