キミの見つけ方
同じマンション
【陽菜side】
「ただいまです。」
―――え?
「日向と知り合い?」
「そうよ。日向君もこのマンションの住人なのよ♪こんなイケメン君がいて私も嬉しいわ~。ところで2人も知り合いなの?あら、制服。高校一緒だったのね~。良かったわね、お友達と一緒の高校で♪じゃ、私は出かけるところだから。またね~」
管理人の大野さん、すっごくお喋りで優しくて大好きなんだ!
・・・だけど、今なんて言った??
「日向もここなの??!?!でも、実家は?」
「高校から1人暮らし。まさか一緒とはな。」
「ビックリだよ!でも、日向が一緒だと何かと心強いね!改めてこれからも、よろしくね!」
「お、、おう。」
どうしたんだろ。
口元押さえて横向いちゃった。
「おーい、日向?」
顔を覗き込もうとしたら、
「あ!エレベーター来た!行くぞ。」
「ちょっと待ってよ!」