キミの見つけ方
「こら陽菜。」
陽菜のところに行って頭を小突いてやった。
俺とも久しぶりなのに忘れやがって。
「あ、日向」
「あ、日向。じゃねーよ。俺の事忘れてたろ?」
「え?そんなこと、ないよ?ね??」
目泳いでっし(笑)
奈津子に助け求めるのも変わってねーな。
「あたしにふらないでよ。陽菜はあたしとの再会を楽しんでるの!邪魔しないで!」
「はー?俺だって久しぶりなんだけど?」
「長年の付き合いのあたしとの再会だよ?」
「奈津子は幼稚園からだろ。俺等は0才の時からだっつーの。なめんな、バーカ。」
「う・・・」
ふっ。
勝ったな。
16年・・・いや、もうすぐ17年の付き合いだバーカ!
「日向も久しぶり!!」
「日向、も?俺はこいつのついでってわけ?陽菜ちゃん?」
「会いたかったよー!」
「おっと!」
俺の話は無視して抱きついてきた。
ほんと、変わってねー
「ん。俺も会いたかった。よし、今日は帰るか!じゃーな、奈津子。陽菜いくぞ」
「え?ちょ!あたしも!・・・っておい!」
「なっちゃん、また明日ね♪」
ざまー。