「笑顔をくれた 」~ありがとうを伝えたい~
ふと我に返ると、赤ちゃんのことで頭がいっぱいだった。
「イヤだ、そんなの絶対にイヤだ」
私は自分を取り戻した。
「赤ちゃんも、4センチ5センチしかない小さな体で頑張って生きている、生きようとしている、私がこの子達を守らなきゃ」
そう強く思った。
もし流産してしまったら、確かに楽にはなれるかもしれない。
でも私はきっと、
「この子達を守ることができなかった」
「守ってあげられなかった」
「守ってあげる強さがなかった」
「頑張れなかった」
一生後悔することだろう。
その想いに苦しみ、もっともっと自分を責めてしまうだろう。