七人のオオカミ★レイカ伝説~高校生活~
迷いと決断
ガラガラ…
教室の扉を開くと『待ってました!』と言うように楓香が仁王立ち。
私は何も見なかった顔をして教室内へ入ろうとした。
「ちょっとぉ~!無視ですか!」
素通りしようとした私に当たる楓香。
「いや、別に…裏切り者には用ありませんけど…」
軽く口を尖らせながら嫌味を言った。
「ごめん!マジでごめん!!生馬に言わないのも悪いじゃん。今までだって生馬の支えがあったから乗り越えられたのに。」
言われてみれば確かにそうだ。
生馬に相談した途端、心がふわりと軽くなった気がする。
「まあ、そうだけど。」
「ごめんね麗華。もうこんな事しないから!」
「あ、うん。いいよ。」
なんともあっさり許してしまった自分にびっくり。
素直に許そうなんて思ってなかったのに。
痛い目見せてやろうかと思ってたのに。
こんな真剣な楓香は初めてだったから許してしまった。
「っ!ありがとぉぉぉぉ!!」
楓香は私に飛びついた。
教室の扉を開くと『待ってました!』と言うように楓香が仁王立ち。
私は何も見なかった顔をして教室内へ入ろうとした。
「ちょっとぉ~!無視ですか!」
素通りしようとした私に当たる楓香。
「いや、別に…裏切り者には用ありませんけど…」
軽く口を尖らせながら嫌味を言った。
「ごめん!マジでごめん!!生馬に言わないのも悪いじゃん。今までだって生馬の支えがあったから乗り越えられたのに。」
言われてみれば確かにそうだ。
生馬に相談した途端、心がふわりと軽くなった気がする。
「まあ、そうだけど。」
「ごめんね麗華。もうこんな事しないから!」
「あ、うん。いいよ。」
なんともあっさり許してしまった自分にびっくり。
素直に許そうなんて思ってなかったのに。
痛い目見せてやろうかと思ってたのに。
こんな真剣な楓香は初めてだったから許してしまった。
「っ!ありがとぉぉぉぉ!!」
楓香は私に飛びついた。