七人のオオカミ★レイカ伝説~高校生活~
それだけ言い残して通話を切った。
お父さんの声を聞いたときイライラがなくなって。
もしかしたら吾廉が言ったこと嘘なのかもとか思ってた。
なのに聞いてみたら事実で心に大きな傷が入った。
私は屋上の扉に寄り添ったまましゃがんだ。
もう…消えてもいいかも。
結局はお父さんもそこまで思ってなかった訳だし。
吾廉には悪いけど辛すぎて死にたい。
腕の中に顔をうずめ込んだ。
「それだけで泣いてんの?」
これから泣ける所だったのに頭上から飛んできた言葉、声。
体が一瞬、凍りついてしまった。
「椎名先輩…」
顔を上げるとそこには先輩の顔。
「テンションひっく!!」
嫌な笑みを浮かべながら嫌味にしか聞こえない言葉をかけてくる。
「椎名先輩、いつからここに?」
「は??最初から。」
「椎名先輩、聞いてましたか!?」
「なに聞くなよ的な顔して見てきてんだよ。元はと言えば麗華が俺様のいた屋上で電話すんのが悪ぃんだろ?」
「あ、いや…そうですけど…」
「つーか。椎名先輩って呼び方やめろ。」
「じゃあ、なんと呼べば?」
「せめて昴琉先輩と呼んでくれ。できれば様付きで♪」
「いや、椎名先輩で。」
「は??…んでだよ」
「椎名先輩を名前で呼ぶとか無理なんで…」
「ふっ…どーゆー意味だよ。」
「悪い意味じゃなくて!!とても名前で呼ぶのは失敬かと。」
「俺様が許可してんだぞ?」
「それより椎名先輩が学校の皆に様付きで呼べとリクエストを?」
「話し変えんなよ…つーかアイツらは勝手にそー呼んでるだけだし。俺様が知ったこっちゃーよ。」
「だって今、私に様付きで呼べって!」
「それは~。麗華だけぇ?」
そこまで言うと椎名先輩の顔が近付いた。
まずいと思った私はすぐに立ち上がり一礼して吾廉と海翔さんのところへ戻ろうとした。
…が、椎名先輩に腕を掴まれた。
掴まれた勢いで私は背中が壁にぺったんこ。
逃げ場なし。
お父さんの声を聞いたときイライラがなくなって。
もしかしたら吾廉が言ったこと嘘なのかもとか思ってた。
なのに聞いてみたら事実で心に大きな傷が入った。
私は屋上の扉に寄り添ったまましゃがんだ。
もう…消えてもいいかも。
結局はお父さんもそこまで思ってなかった訳だし。
吾廉には悪いけど辛すぎて死にたい。
腕の中に顔をうずめ込んだ。
「それだけで泣いてんの?」
これから泣ける所だったのに頭上から飛んできた言葉、声。
体が一瞬、凍りついてしまった。
「椎名先輩…」
顔を上げるとそこには先輩の顔。
「テンションひっく!!」
嫌な笑みを浮かべながら嫌味にしか聞こえない言葉をかけてくる。
「椎名先輩、いつからここに?」
「は??最初から。」
「椎名先輩、聞いてましたか!?」
「なに聞くなよ的な顔して見てきてんだよ。元はと言えば麗華が俺様のいた屋上で電話すんのが悪ぃんだろ?」
「あ、いや…そうですけど…」
「つーか。椎名先輩って呼び方やめろ。」
「じゃあ、なんと呼べば?」
「せめて昴琉先輩と呼んでくれ。できれば様付きで♪」
「いや、椎名先輩で。」
「は??…んでだよ」
「椎名先輩を名前で呼ぶとか無理なんで…」
「ふっ…どーゆー意味だよ。」
「悪い意味じゃなくて!!とても名前で呼ぶのは失敬かと。」
「俺様が許可してんだぞ?」
「それより椎名先輩が学校の皆に様付きで呼べとリクエストを?」
「話し変えんなよ…つーかアイツらは勝手にそー呼んでるだけだし。俺様が知ったこっちゃーよ。」
「だって今、私に様付きで呼べって!」
「それは~。麗華だけぇ?」
そこまで言うと椎名先輩の顔が近付いた。
まずいと思った私はすぐに立ち上がり一礼して吾廉と海翔さんのところへ戻ろうとした。
…が、椎名先輩に腕を掴まれた。
掴まれた勢いで私は背中が壁にぺったんこ。
逃げ場なし。