七人のオオカミ★レイカ伝説~高校生活~
「麗華様、こちらを身につけてください。」
そう言われ渡されたのは自分の頭を守るものだった。
そっか…よく考えたら吾廉は毎朝バイクで登校してるんだった。
今朝だって私のペースに合わせてくれていただけ。
「え、私も乗るの?」
「怖い…ですか?」
「だって私…バイクなんて乗ったことないよ。吾廉の背中に引っ付くって言っても初めてだから。」
「緊張することはありませんよ。」
「そういう事じゃなくて!!」
「あ、バイクはやはり抵抗ありますよね。」
「…もぅ~!!いい!!後ろに乗るから!」
「ありがとうございます。」
「…あまり、スピード出さないでよね…」
「かしこまりました。お任せください。麗華様。」
吾廉はそう言うとバイクに股がった。
私も吾廉に続いてバイクに股がった。
「それでは、遠慮せず私の腰にしっかりと捕まっていてください。」
「え、遠慮する気ないわよ!!」
私が焦って訂正すると吾廉は珍しく意地悪に笑ってエンジンをかけた。
エンジンがかかると…やっぱり怖い。
「あ、吾廉…ま、ま、ま、ま…」
こんなに恐怖で焦ってる私を無視してバイクは動き出した。
「待ってぇ~~~~~!!!!」
そして、勢いよく進む。
私の声は街の中に響きわたった。
そう言われ渡されたのは自分の頭を守るものだった。
そっか…よく考えたら吾廉は毎朝バイクで登校してるんだった。
今朝だって私のペースに合わせてくれていただけ。
「え、私も乗るの?」
「怖い…ですか?」
「だって私…バイクなんて乗ったことないよ。吾廉の背中に引っ付くって言っても初めてだから。」
「緊張することはありませんよ。」
「そういう事じゃなくて!!」
「あ、バイクはやはり抵抗ありますよね。」
「…もぅ~!!いい!!後ろに乗るから!」
「ありがとうございます。」
「…あまり、スピード出さないでよね…」
「かしこまりました。お任せください。麗華様。」
吾廉はそう言うとバイクに股がった。
私も吾廉に続いてバイクに股がった。
「それでは、遠慮せず私の腰にしっかりと捕まっていてください。」
「え、遠慮する気ないわよ!!」
私が焦って訂正すると吾廉は珍しく意地悪に笑ってエンジンをかけた。
エンジンがかかると…やっぱり怖い。
「あ、吾廉…ま、ま、ま、ま…」
こんなに恐怖で焦ってる私を無視してバイクは動き出した。
「待ってぇ~~~~~!!!!」
そして、勢いよく進む。
私の声は街の中に響きわたった。