アンサー～ただ1つの答えを求めて～

ちょっと舞ちゃんに相談しよかな……
駿のほうだったら…大丈夫だよね？



～学校～


「舞ちゃん。今日話あるんだけど大丈夫？」



「ん？大丈夫だよ。どーしたの？」





「学校おわったら話すね」




授業は結構真面目に受けて、今は放課後。





教室には私と舞ちゃんだけ。



「理穂。どーしたの？」



「う‥‥ん。

あのね？私、どーしたらいーんだろー」



「ちょちょ、理穂。落ち着いて。」






「うん。ごめんね。


私さ、わからないの。


なにも分からない。


駿のこと。

なんで、私なんだろう？


私は海翔が好き。なはず。」



「はず？どーゆーこと？」






「私さ、海翔と駿どっちが大切かわかんなくなってきちゃった。」



「うーん。まあ、そんなに焦んなくていいんじゃない？


理穂のペースでゆっくり考えてみたら？」




「そーする。」