アンサー~ただ1つの答えを求めて~
次の日


私は朝いつも登校時間より早めに来て、席に着いてる。




「おはよ」





机に伏せていて声をかけてもらって上を見るとそこには海翔。



少し戸惑いを隠せないがとりあえず返事をする。





「おはよ」





っ!?



海翔が私の席の前に座ってきた。




何か喋らないと。






「あのさ、理穂って好きな人いねーの?」





なんで、こんな質問してくるんだろう?



私の気持ちを知って聞いてるのか分からないけど、私はあなたしか見えてないよ?




でも、今はまだ言えない。




「居ないよ?なんで?」





「いや、聞いてみただけ。ってのは嘘になるな。



俺さ、舞が好きなんだよな。



でも、舞は彼氏がいるから、叶わない恋なんだよなー




あっごめんな?急にこんな話して」






「ん?大丈夫大丈夫」




正直、今頭の中はパンク寸前だ。




でも、1つだけ理解したものがある。




私は振られたんだ。



< 4 / 41 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop