見つめられない
ちちちち置換!?

いやいや、痴漢だよ!変換違うって!

ってか脳内つっこみはいらねーっつの!

どどど…どうしましょ…。

うっわ…気持ち悪い。

なんか鼻息するし、手が動いてるし…。

半分過ぎたし我慢するか…。

下向いて黙ってればあっという間につくよね?

「いったた!」

声と同時におしりのところにあった手がなくなった。

え?なんだ?

顔を上げればそこにはなんと青木さんが。

え!いなかったやん!ってそこじゃなくて!

「次で降りますよ」

「なんなんだ、君は!」

そんな会話が途切れ途切れに聞こえて

呆気に取られる私を余所に
代わりに青木さんが駅員さんに手続きをしてくれていた。



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