見つめられない


…あれくらいで嫌われないでしょって思う人もいると思う。

でも。

あの時の言葉。

冷めてる感じ。

嫌われたというか

呆れられたというか。

もしかしたら軽蔑に、近いかもしれない。


ネガティブにしか考えられない自分が嫌になる。



「…歩。嫌われたとかそういうのなしにしてさ。

一緒にいれる時間があるっていうのは幸せなことなんじゃない?

きっかけがいいことじゃないけど、

そうそうきっかけってないんだよ?

…いまは、自分のために。

相手のことを伺うよりもさ、

自分を押し出して、相手に見てもらうこと。

それで相手のことをちゃんと見ること。

…そういうのも大事じゃないのかな?」
< 33 / 55 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop