見つめられない
熱を測ったら38度近い。

結局会社を休んでしまった。

会いたくない気持ちもあったけど、

それ以上にあのミスをそのままにしている自分が嫌だった。

しかし。

「…この熱じゃ無理だ…」

立ちくらみもする。

動くにも動けないと思っていたら

どうやら寝ていたようで。

もうお昼過ぎだった。

もう一度測ったら37度台まで下がっていたので

とりあえず軽く胃に物を入れて薬を飲んで

もう少し寝ることにした。




「…う…」

外は薄暗くなっていて

汗が気持ち悪い。

「着替えよう…。」

のそのそ起き出して着替えて熱を測ると36度後半とだいぶ平熱に近くなっていた。

スマホを見ると愛美から。

『昨日のミス直しといたぜー♪

あとプレゼントがいくかもしれませんw

あとでケーキで手を打ちましょうヽ(・∀・)ノ』

愛美らしいと微笑んでしまう。

けど。
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