姫 ~なくてはならないもの~









「何、文句あんの?ないよね?
 だって君、私が姫じゃ馬鹿にされるって言う理由でやだって言ったんだもんね?」









 クリーム色のヘアーの彼の大きな瞳が私をとらえる。



 え?え?見た目とイメージ違いすぎる!!




 ひ、ひるむな私。












「あ、あああああのっ。でも、私、学級委員長で……」

「学級委員長だろうがなんだろうがなんでもいいよ」









 黙っていた相沢さんも私を見て微笑んで言う。










「お前、やんないと退学な」









 ふっと笑って、なっちゃんが私に言った。



 えぇ?!退学とか、生徒会にそこまで出来る権限あるの?!








「やる、よね?」









 にこっと笑ったくりくりの瞳に見つめられ









「は……はいっ……」











 私は、そう言う他なかった。








 


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