姫 ~なくてはならないもの~
橘の正式な姫になった。
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「そっか、じゃあ引きうけたんだ……」
次の日の昼休み。
ユイに昨日あったことを話した。
ユイは特別驚いたような様子は見せなかったけれど
お弁当を食べる手を止めた。
「さつきはなんだかんだで引き受けるとは思ってたけど、実際引き受けちゃったら
なんか、遠くに行っちゃうみたいでやだなーっ」
「何言ってるの。私の親友は、今もこれからもずっとユイだけだよ!」
「さつき~っ!!!」
ユイは机を乗り越えて抱きついてくる。
やっぱりユイ大好きだーっ!!
そして再び私たちはお弁当を食べ始めてた。
「って、あぁあああ!!」
いきなり叫んだ私にユイはびっくりして箸を落とす。
「な、なになになに。どうしたの?」
「私生徒会室に行かないといけないんだった!!ごめん、ユイまた後で!!」