LOVEPAIN


「学校では、誰もやりたがらない委員とかするのも当たり前だったし、

友達に嫌な事言われても笑って許してきた。

そんな私を、友達が一段下に見ているのも分かっていた。

それは幼稚園くらいの時からずっと、そんな感じ。

本当に友達とは言えない友達ばかり作ってきた。

そんな友達でも居ないと不安で、

捨てられないように必死で。
そんな友達でも大好きだと思いながら、

心のどこかでは嫌いって感情も有りました」



歴代の友達だった子達の顔が頭に浮かぶが、

みんな嫌いだと
今ならハッキリと分かる



「それに、父親もろくでなしだし、
母親は私を捨てて出ていった。

両親は私なんかより自分の事ばっかり…。

誰も、私の事なんか…」



こうやって言葉にすると、
私は今迄誰一人にとして
大切に思われた事なんてないのだと、

実感させられる



私は、必要のない人間





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