LOVEPAIN
成瀬とは椅子に座った形でテーブルを挟み、
向かい合っている
そのテーブルには、
先ほどのコンビニで買った大量の食料が
袋に入ったままの状態で置かれている
まだ涼しいとはいえ、
冷蔵庫に入れた方がいいんじゃないかな?
と、余計な心配をしてみる
「特に訊きたい事ないまま、
契約進めていいわけ?
これ、契約書」
成瀬はクリアファイルから一枚の紙を取りだし、
私の前に置いた
「あの、成瀬さんはいつもこうやって…その。
借金のかたに女の子をAVに出したりしているんですか?」
成瀬の機嫌を損ねる事を恐れながらも、
質問をぶつけてみる
今回、私は殆ど自分の意思でこちらに来たけども、
そうじゃなければ
それって凄く悪質