LOVEPAIN

成瀬とは椅子に座った形でテーブルを挟み、

向かい合っている



そのテーブルには、

先ほどのコンビニで買った大量の食料が
袋に入ったままの状態で置かれている



まだ涼しいとはいえ、
冷蔵庫に入れた方がいいんじゃないかな?


と、余計な心配をしてみる




「特に訊きたい事ないまま、
契約進めていいわけ?

これ、契約書」


成瀬はクリアファイルから一枚の紙を取りだし、

私の前に置いた




「あの、成瀬さんはいつもこうやって…その。

借金のかたに女の子をAVに出したりしているんですか?」


成瀬の機嫌を損ねる事を恐れながらも、

質問をぶつけてみる



今回、私は殆ど自分の意思でこちらに来たけども、

そうじゃなければ
それって凄く悪質




< 201 / 478 >

この作品をシェア

pagetop