LOVEPAIN
「あの、本当に脱ぐんですよね?」
なかなか、緊張のようなもので手が動かない
「ああ。
俺はこんなの慣れてるから、
変な気起こさない。
だから、安心して脱げ。
勃ってないし」
そう言った成瀬の顔を見るが平然としていて、
その言葉の通り
私の裸を見て興奮しているようには見えない
「――いつも成瀬さんがこうやって面接して、
脱がせているんですか?」
それって、なんか嫌だと思った
恋愛感情での嫉妬とは違うけど、
今私は嫉妬している
慣れていると言う事は、
沢山の女の子が彼に
裸を見せたんだ
この人の目に、
私だけが価値の有るものとして映っていたい