LOVEPAIN
すっと、再び一眼レフを構えた成瀬に、
私はえっ?と慌てて胸を腕で隠し、背を向けた
「ちょ、ちょっと、
もしかして、
裸も撮るんですか?」
「まぁ。
一応、こっちの方がメイン。
裸を売る仕事だから。
ビキニ姿も裸も、
どちらも宣材として大事に使うから。
こっち向けよ」
そう言って笑う成瀬に向かって、
私はゆっくりと振り向く
「――私の裸の写真とか、悪用したりしませんよね?
ネットでバラ撒いたり」