LOVEPAIN

すっと、再び一眼レフを構えた成瀬に、

私はえっ?と慌てて胸を腕で隠し、背を向けた


「ちょ、ちょっと、
もしかして、

裸も撮るんですか?」



「まぁ。
一応、こっちの方がメイン。
裸を売る仕事だから。

ビキニ姿も裸も、
どちらも宣材として大事に使うから。

こっち向けよ」


そう言って笑う成瀬に向かって、

私はゆっくりと振り向く




「――私の裸の写真とか、悪用したりしませんよね?

ネットでバラ撒いたり」




< 240 / 478 >

この作品をシェア

pagetop