LOVEPAIN

「お前、なんだ?
嫌味かてめぇ!」



よく分からないが、
篤の機嫌が段々と悪くなって行っている




「そのやり取りはいつまで続くんだよ?!

疲れたから、早くしろよ」


成瀬にそう言われ、
口を閉ざした篤は私に舌打ちをすると、

その成瀬の愛車のアルファロメオから荷物を下ろし始める



成瀬は手ぶらで、
そのままそのマンションの方へと、

歩いて行く



私はどうしようか?と思いながらも、

携帯電話を持っている事以外は同じく手ぶらのまま成瀬を追った








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