LOVEPAIN

肌と肌を隙間なく密着させるように、
成瀬は私の上に覆い被さり、

私を強く抱き締める




「――ゴムないけど、ごめん」


そう言って、

ゆっくりと私の中に入って来る



ゴムがないけど、いいか?
とは訊かないんだな、と思った




涼太との時は、何も言わずに向こうが勝手に付けてくれた



それを、いつか私とする為に用意していた物なのだと思っていたが、

今の成瀬のように突然で準備出来ていない方が普通なんだと思った




「――俺、酔ってるけど…早いかも。

お前と違って…すげー久し振り…だから」


動きに合わせて吐く息と共に、
そう聞こえて来る




「一言…、余計…ですよ…」


私は必死で、成瀬のその体にしがみつく


自分の体が押される度に、
大きく揺れる



まだ慣れていない私は
痛みを伴いながらも、

じわじわと広がるようなその快楽を感じていた



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