LOVEPAIN
私は、成瀬とのセックスに、
快楽なんかよりも、
もっと愛が欲しいと思った
「――マジで気持ちいい……」
そう言って腰を動かす成瀬に対して、
自分の気持ちと彼の気持ちが重なっていないのだと感じる
どさくさに紛れて、
何度も好きだと伝えても、
成瀬はそれに対しては
何も応えてはくれなかった
彼は私と違って、
本当に今日の事なんて
簡単に忘れてしまうかもしれない
終わって、忘れられてしまうなら、
ずっとこうして繋がっていたい……