LOVEPAIN
「後悔はしてないが。
もし、100回夕べに戻ってやり直せても、
それでも、100回ともお前とヤッてる。
ただ、俺って口だけで、思ってる程カッコイイ男じゃないなぁってさ」
成瀬は私から腕を引き抜き、
勢いよく体を起こした
視界に入る成瀬の背中が綺麗で、
この人って、本当に完璧だな、と思ってしまった
「成瀬さんはカッコイイですよ」
その言葉に反応して、
成瀬はこちらを振り返り、
微笑んでくれた
成瀬は本当にカッコイイとは思う
夕べ、成瀬に抱かれてより一層成瀬を好きになったけど……
ただ、抱かれる前より、
成瀬を素敵だとは思わなくなってしまった
近くなり過ぎて、
あまり成瀬に価値を感じなくなったのかもしれない
手を伸ばせば、
簡単に届いてしまった