LOVEPAIN

「俺、シャワー浴びたら仕事行くけど。

ゆっくりさしてやりたいけど、
俺がシャワー浴びてる間に帰っといて。

どうせ、俺家出る迄バタバタするから、
お前に構ってやれないし」



「あの、鍵は?」



成瀬は出掛けるのだから仕方ないが、
帰れって言われるのは切ない



此処を出たら、
夕べの事は忘れないといけないのだろうか




「鍵は開けっ放しでいいから。
後、10時にマンションの下に居てくれないか?

後で、車で迎えに行く」


成瀬はそう言って、
ベッドからするりと出る



その成瀬の全裸から、
恥ずかしくて目を逸らしてしまう




とりあえず、私は成瀬が寝室から出て行ってから、
着替えよう



成瀬がこのまま寝室から出て行ってくれたら、

私は明るい場所で全裸を彼に晒さなくていい



遠慮なく、脱ぎ捨てて有る衣服を着れる



事務所でもベッドの上でも成瀬には散々裸を見せたが、

やはり恥ずかしい




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