LOVEPAIN
◇
私は自分の部屋に戻ると、
すぐにシャワーを浴びた
こんな事を思ったら気持ち悪いのかもしれないが、
自分の体に残る成瀬の匂いや感触を残しておきたかった
だけど、それ以上に自分の体に纏わりついたお互いの体液が、
気持ち悪かった
シャワーを浴びてる今でも、
自分の内腿を伝いどちらかの体液が、
流れ落ちる
シャワーを浴び終えて服を着ると、
携帯電話で時間をチェックした
9時を過ぎたばかりで、
成瀬との待ち合わせの時間迄、
少し時間が有る
朝食は、夕べ篤が届けてくれたコンビニの袋の中の残り物から、
ツナサンドとカフェオレを口に入れた
残りは、ペットボトルのお茶が2本有るだけなので、
近々買い物に行かないといけない
軽く化粧をして、
夕べ出来なかった部屋の片付けを終えると、
ちょうどいい時間になった