LOVEPAIN


「ねぇ、明日広子誘ってみる?
またあのダサイ白のワンピース着て来るか?」


そう言った美鈴の言葉に、
二人は大爆笑する




「でもさぁ、
誘うならば家の電話に掛けないといけないでしょ?

今時、携帯ないとかキモすぎるし。
家電とかマジあり得ないし」


満里奈は笑いを苦しそうに耐えながら話す




二人は本当に楽しそうに、
私を扱き下ろす



二人はそんな風に私を思っていたんだ……



ゆっくりと逃げ出すように、
後ずさってしまう



カリッ…と、石を踏みつけ音が出てしまったからか、

満里奈と美鈴は
こちらに顔を向けた



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