溶けないアイス
あっという間に放課後になって、


早速圭吾の家に行くことに。


初めてなんだよね。


緊張するなぁ。


帰り


  女 圭 女 
  子 吾 子

私 琉 英 男
  夏 一 子


こんな並び順で。


どうせ、女子たちとワイワイ楽しく
話してるんだろうななんて
(声聞こえるし)思いながらちらっと圭吾を盗み見るとバチッと目が
あってしまった。


そしてこともあろうことか
私の隣にやってきた。


いや嬉しいんだよ。


いや、嬉しすぎるんだよ。


前にいた女子の鋭い刺さるような
視線も今は気にならなくて
圭吾しか見えなかった。


「ねぇ、話してもいい?」


「うん?なにを?」


「えみが彼女だってこと。」


えぇえ。


そうです。


そうなんです。


私彼女なんですよ、でへへ。


じゃなくて、そう。

 
圭吾はモテるから、あんたが彼女なんて知ったら女子全員を敵に回すようなもんだから。

うれしいのはわかるけど、
あんまり言わないほうがいいよ。


と琉夏にいわれたんですよ。


それで、圭吾に内緒にしてて
お願いしたとまぁそういうわけ
なんです。

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