ごめんね、
「龍、やめとけ。」
金髪男はどうやら龍と言うらしい。
どうでも良いや。
私は家へと足を向けた。...が後ろから金髪男改め、龍の連れが私を引き留めた。
「大丈夫?」
“大丈夫?”か...。
一番都合の良い言葉だ。
「おい、お前、せっかく瑠璃飛が心配してくれてんだから返事くらいしろよ。」
そう龍が言うから私も対抗した。
「勝手に殴ってきたのはそっちなんだから私が怒られる筋合いはない。
しかも瑠璃飛とか言う奴が勝手に心配してきただけで、私は心配してほしいなんていってない。」
でも龍はまた私に殴りかかってきた。
...これも私が悪いんだ。
何か笑えてきた。
...家でも外でも私だけ悪者なんだ。