君としてるのは恋じゃなくて。
「なんで……誕生日……知って……。」
「メアド。」
そんなの……なんで見てんのよ……。
「これ。誕生日プレゼント。」
遥はまた私と距離を開き、
今度は小さな箱を私の前に差し出した。
「え……え……」
「俺の1週間の努力、
無駄にすんなよ?」
1週間の
努力…………
「嘘……」
私は思わず両手で口を押さえる。
1週間
部活の後疲れてるのに、これのためにバイトしてたの……?
「遥……ありが……っと……」
嬉しくて、嬉しすぎて、涙が落ちていた。
「早く受け取れよ。」
「ん……」
箱を受け取り、
さっそく中を覗いてみた。